ベトナム語翻訳の求人情報と最近の傾向

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ここ10年ほど、ベトナム語人材の相談が増加しています。どんな相談かというと、ベトナム進出のための人材の紹介であったり、ホーチミンでの現地通訳手配の依頼や、ベトナム人技能実習生を受け入れるための生活指導人材の相談であったりとケースは様々です。

他方、最近、急速に日本国内でベトナム人が増えつつあります。そのため、弊社に登録している翻訳者や通訳者も急速に増加しています。

そのようなわけで、ベトナム語の相談も増え、登録者も増えている現状、問題はマッチングにあると弊社は考えています。ここでは、弊社のベトナム語登録者の傾向をお話し、次に、どのようなベトナム語の翻訳求人情報があり、マッチングを行っているのかをお話します。

ベトナム語の登録者の特徴について

現在、弊社にはベトナム語人材の登録者が500名以上いらっしゃいます。その内訳はベトナム国籍の方が9割で、日本人の方は1割強といった状態です。また登録スタッフの居住地としては、日本国内の登録者が8割弱を占め、ベトナム現地の登録者は2割強となります。

弊社のベトナム語登録者の状況を見てみると、日本国内で人材紹介・人材派遣できるベトナム語人材は、大まかに3つのタイプに分かれます。

A.日本留学を経験した留学生・社会人
B.留学ではなく日本にいるベトナム人
C.ベトナムに留学(駐在)していた日本人

弊社の登録者の中で多くを占めるのは、Aの「日本留学を経験した」ベトナム人です。そもそもベトナム人留学生で最初に日本の大学に来た人たちが現在は40代くらいになっています。ですので、登録している若い方はほとんどが上記Aの日本留学経験者、40歳以下になります。

余談ですが、留学してきた人が若い人ばかりなのは、ベトナム戦争が1975年に終わったことが背景にあります。ベトナム本国には若い人口が多く、国連のデータで見ると、2015年のベトナム人の平均年齢は30.4歳(2013年は29.8歳)。国連人口部のデータを確認すると、日本の人口のピーク(2010年頃)とベトナムの人口のピーク(2050年頃)は30~40年ほど、ズレがあることがわかります。これは日本の戦後(1945年以降)とベトナムの戦後(1975年以降)が30年の開きがあることから発生していると考えます。
話を元に戻すと、弊社の登録者の大半が、日本留学を経験した留学生・社会人のベトナム人です。

次に登録者で多いのは、Bのタイプで、「留学を経ずに来日したベトナム人」です。例えば、他の国を経由して来日した方、結婚して日本に住んでいる人やボートピープルとして日本に来た方などが弊社に登録しています。Bの方だと、すでに帰化されて日本名を持っていることが一般的です。60代以上の登録者のほとんどがこのBタイプの方々です。

最後は一番少ないCのタイプですが、「日本人の方でもベトナム語が堪能な方」がいます。ベトナムに留学した人や、政府機関や商社に勤務してベトナムに駐在していた人などがこのタイプにあてはまります。最近、若い日本人でベトナム語ができる人が増えている印象があります。

以上、弊社のベトナム語の登録者は大体、上記の3タイプが主流になります(もちろん上記のいずれにも属さない登録者もいます)。

ベトナム語の求人情報の最近の傾向

最近、弊社へのご依頼で、ベトナム語通訳や人材紹介、派遣のご依頼が急増しています。ベトナム人技能実習生を受け入れた企業からの依頼で、通訳や生活指導員の手配、さらには日本語講師、寮の管理人を派遣してほしいと言われるケース。また、ベトナム人アルバイトを採用するにあたり、就業規則などをベトナム語に翻訳してほしいといったケース。

日本国内の企業がベトナム人スタッフとの意志疎通で困っていることがうかがえます。こうしたベトナムの技能実習生や労働者が増える背景には、日本の現場での人口不足があります。

先の3タイプで考えると、技能実習生の生活指導など、日本社会との接点が多い業務内容には、これまでの経験上、Bの方(留学ではなく日本にいるベトナム人)がお客様に喜ばれることが多いように思います。理由は、ご自身が日本社会で苦労してきた部分があるため、若いベトナム人の不満がよく理解できるためです。

他方、日本企業がベトナム進出などで弊社にご相談いただく場合は、AかCの人材をおすすめしています。つまり、「A.日本留学を経験した留学生・社会人」か、「C.ベトナムに留学(駐在)していた日本人」をおすすめします。特に、ベトナム現地の視察は、極力、出身地が近い通訳者をアサインするよう心がけています。

また、国内での高度な通訳(政府機関の同時通訳など)ではBの方(=留学ではなく日本にいるベトナム人)を手配します。Bの登録者には、能力の高い有名な方が多数いて、中には大臣クラスの通訳や官公庁の同時通訳を行うことができるものもいます。

以上、弊社ではシチュエーションに応じて、ベトナム語人材をタイプに分けてご提案しています。何かあれば、下記のお問合せフォームからご連絡ください。

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各種ベトナム語サービスや料金についてのお問い合わせ、ご質問、お見積依頼、利用方法などは、株式会社アーキ・ヴォイス 通訳翻訳事業部までお問い合わせください。

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