ドバイの魅力・メリット

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ドバイの魅力・メリットー中近東諸国への近道

多くの若年層を抱え、経済成長が期待できる、広大かつ未開拓のマーケットとして、中近東・アフリカ地域が、今、ビジネス的な視点から注目を集めている。

そこで、実際に中近東・アフリカ地域へ進出し、成功を目指そうとするなら、オン・タイムで的確な現地の情報収集と、信頼に足る取引先および販売ルートの確保が欠かせないのは言うまでもない。そして、それをより確かなものとするためには、適切な場所に進出拠点を定める必要がある。その最も有力な選択肢の一つが、ドバイだ。

ドバイが中近東屈指の国際都市であり、また金融センターの役割を担っていることはすでによく知られているが、ドバイに拠点を置くことのメリットはそれだけにとどまらない。

ドバイには元来桁違いの富裕層・高所得者層が多い上に、国際都市であるがゆえ世界中のセレブたちが集う。さらに、世界各地からドバイをはじめとするアラブ首長国連邦への企業の進出ラッシュが続き、世界中の富が集積しているのだ。このことは、富裕層ビジネスはもちろん、それ以外のビジネスにおいてもチャンスが大きいことを意味する。実際、2011年時点で、アラブ首長国連邦の実質GDP成長率は、前年の1.5%から4.9%に急加速した。貿易黒字も過去最高の水準だ。加えて、ドバイが税金のない「タックスヘイブン」であることも、企業にとっては大きなメリットになるだろう。

それから、中近東・アフリカ地域にアクセスする上での利便性の高さ、それらの地域のハブ機能を果たしていることも、魅力といえる。物流のハブの面では、世界最大規模を誇る貿易港を中心にフリーゾーン(経済特区)を開発し、中継貿易の要としている。そこでのコンテナ貨物取扱量は、上海、シンガポール、香港ほかの中国の新興港群に次ぎ、着実に世界の主要港としてのプレゼンスを拡大中だ。一方、ドバイ国際空港の利用者数も、2011年度には過去最高の5,000万人を突破。ドバイ近郊のジュベル・アリ地区につくられた世界最大級の国際空港、アール・マクトゥーム国際空港も、2013年10月27日に旅客ターミナルがオープン。旅客の受け入れが開始されている。

ビジネスのハブという観点から、ドバイは中近東地域のショールーム的な役割を果たす。また、中近東地域への展開をスタートする際、テストマーケティングの場としても活用できるだろう。中近東各国を拠点に中近東へ進出するのは難易度が高いケースが目立つが、ドバイを進出拠点にするとそれだけでも有利に働くことが少なくない。

そのほかに、事業環境、生活環境ともに高いレベルで整備され、働きやすく、暮らしやすいのも、特筆すべき点だ。ドバイには約2,300人、アラブ首長国連邦全体では約3,000人の日本人が住んでおり、日本食や日本独自のサービスも享受できる。

何より、ドバイが世界でもトップクラスの親日国である事実は、生活の快適さや安全を保証してくれるだろう。ドバイの人々は、自動車や家電などを通して日本の高い技術力を知り、また異国情緒あふれる日本の商品や、「おもてなし」の精神に代表されるきめ細かなサービスに憧れに近い気持ちを抱いているため、日本人を高く評価している。ドバイ政府が日本企業のドバイ進出、事業投資を積極的にサポートし、歓迎するのも、人々のそうした気持ちと無縁ではない。

ドバイの地理的環境、経済的環境、文化的環境、さらに欧米各国、周辺の中近東・アフリカ諸国との関係性を鑑みるなら、日本企業は広がるビジネス・チャンスをその手につかむためにも、ドバイに進出拠点を定めることを真剣に考えてみるべきだろう。

「ドバイ」とは

 アラブ首長国連邦を構成する7首長国の一つで、アラビア半島のペルシア湾の沿岸に位置する。国と同じ名を持つ首都・ドバイは、中東屈指の国際都市にして、金融センターの役割を担う。
気候は亜熱帯気候に属し、4月から10月の夏季、11月から3月の冬季の二季に分かれる。面積は3,885平方キロメートル(埼玉県とほぼ同じ大きさ)、人口は約193万人(2011年3月末)。
イスラム教を国教とするアラブ首長国連邦にありながら、外国人が多く居住するため、イスラム色は比較的薄い。言語は、国語のアラビア語のほか、英語やヒンディー語、ペルシア語などが日常的に使われる。

拠点としての「ドバイ」

中近東・アフリカ地域進出へのゲートウェイ

  • 中近東・アフリカ地域進出への入門。
  • アクセス利便性高い(飛行機・ロジスティック)。

中近東・アフリカ諸国への「ハブ機能」

  • ビジネスチャンス
  • 情報集積
  • 商流・物流

事業環境・生活環境のクオリティの高さ

  • 仕事のしやすさ、住みやすさ
  • 優秀なワークフォース

*但し、外国資本は上限49%。

ドバイ自身の魅力

大きなビジネスチャンス

  • インバウンド:世界各地から富が集まる進出ラッシュ。富裕層向けビジネスのチャンスが大きい。
  • アウトバウンド:中近東・アフリカ進出のビジネス拠点

日本・日本人への尊敬の念

  • Made in Japan:他国製品に比べ高く買われる傾向に
  • 異国情緒、きめ細かなサービス:おもてなし・わび・さび

高い「ハブ機能」

  • 商流、物流のハブ:中近東・アフリカ諸国へのアクセス
  • 情報集積のハブ:ショールーム機能、テストマーケティング
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