ワクチンの到着

By: NIAID

アーキ・ヴォイスの
コーディネーターです。
先日ご紹介しましたが、
今日はアジア各地で
旧正月になります。
今年は新型コロナウイルスのため、
例年とは違う状況になっています。

ちょうど今日の午前、
日本にファイザー社の
ワクチンの第一便が
届いたそうです。
約40万回分とのこと。

打つ打たないは別にして、
ワクチンが普及していくと、
社会に大きな安心感を
与えてくれると思っています。

その意味で経済活動が
早期に復活するかどうかは
今後のワクチン普及に
かかっているといえるでしょう。

とはいえ、今回の第一便以降、
今後の到着は不透明なようです。

去年のマスクもそうでしたが、
危機的な状況になると、
世界各国が他国を慮る
余裕がなくなります。

マスクの時は中国でしたが、
今回のワクチンでは、
アメリカが輸出禁止、
さらにEUもワクチンの
輸出を許可制に変えました。

現時点、ワクチン接種が
世界で最も早いと言われる
イスラエルは、首相自らが
ファイザー社に直談判し、
相場の1.5倍の金額を支払い、
接種データをファイザーに
提供するという条件で
ワクチン確保に成功しました。

現在、イスラエルは
100人あたり69.46人が
接種しておりスピード第1位、
2位のUAEが100人あたり
47.37人の接種となっています。

 * 各国の100人当たりの
  ワクチン接種状況に関しては、下記、
  英オックスフォードと
  教育慈善団体との追跡サイトを
  ご確認ください。

Coronavirus (COVID-19) Vaccinations
(「Our World in Data」にジャンプします)

すでにイスラエルでは
2回接種した人も30%近くいるそうで、
全国民に加え、外国人労働者にも
接種可能という状況まで進んでいます。
ここまでくると、経済の復活も
早いのではないでしょうか。

翻って日本では接種が
これからはじまっていきますが、
来年の旧正月には世界が元に
戻っていればいいなと願っています。