アーキ・ヴォイスの
コーディネーターです。
早いもので10月も営業日は
今日が最終日、実際は
明日で終わります。
2020年も残すところあと2カ月。
今年は新型コロナウイルスのため、
特殊な1年だったように思います。
さて、フランスでは今日から
再度、ロックダウンが
はじまっています。
日曜に1日の新規感染者が
過去最高の5万人突破。
医療専門家の指摘では、
実態は10万人を越えているのでは
とも言われています。
(『ニューズウイーク日本版』10月26日)
フランスの新規感染者の
推移をみると、10月に入ってから
急激に右肩上がりに増加しています。
またフランス以外の欧州各国も、
なぜか10月から急カーブで
上がっていくことで共通しています。
昨夜見たニュースでは、
感染者増加は寒さ(気温)が
関係している、という話を
やっていました。
5月にメルマガでロイターの記事を
引用していたのを思い出しました。
感染には気温と湿度が関係している、
という話でしたが、そもそも欧州は
今、何度だろうと疑問に思い
調べてみました。
・フランス
新規感染者:4万7637人(10月29日)
パリの気温:最高17度、最低8度
・ドイツ
新規感染者数:1万6774人(10月29日)
ベルリンの気温:最高14度、最低12度
・スペイン
新規感染者数:2万3587人(10月29日)
マドリードの気温:最高19度、最低6度
・イタリア
新規感染者数:2万6829人(10月29日)
ローマの気温:最高21度、最低9度
上記、気温の方は今日付の
データを参考にしました。
ちなみに、日本の平均気温は
昨年で10月が19.4度、11月が
13.1度のようです(気象庁)。
いまや日本と欧州各国とでは
感染の増加率がまったく違います。
別世界のように感じるほど。
ここまで感染状況が違う理由は、
ウイルスの変異に原因があるとする
人もいれば、ネアンデルタール人
由来の遺伝子に原因があると言われる
識者もいます。
昨日のニュースのように、
もし感染状況が単に気温と関係する、
ということであれば、日本の場合、
来週の11月から感染者が
増えることになります。
こういった想定が
当たらないことを
祈っていますが、
手洗い・うがいなど、
くれぐれもご注意ください。
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