こんにちは。
アーキ・ヴォイス翻訳コーディネーターのオーです。
今回もスタッフ間での事例共有会にて、
お客様から寄せられる質問や要望に関し、
上長が共有した内容をお伝えしたいと思います。
お役に立てば、幸いです。
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■■無料翻訳サイトの使い方はご注意ください■■
先日、日本経済新聞をはじめ、
ハフィントン・ポストやヤフーニュースなどで
翻訳に関することが記事になりました。
それは、
無料翻訳サイトによる情報漏洩です。
日本経済新聞のWEB版、2月20日の記事を
一部紹介します。
“インターネット上の無料翻訳サイトに
入力した中央省庁や大手メーカーのものと
みられるメール内容や翻訳結果が、
ネット上で閲覧できる状態になっていることが
20日、情報セキュリティー会社への取材で
分かった。
この翻訳サイトは、グーグルやヤフーなどの
大手サイトではないが、約60カ国の言語に
対応してる。
ネット上で確認されただけでも、
中央省庁職員が大手電機メーカー担当者に
送ったとみられるメールや、
金融機関の内部で東南アジアの企業への
融資についてやりとりしたとみられる
内容などがネット上で公開されている。
省庁職員の電話番号やメールアドレスも
含まれていた。”
(以上、引用終わり)
普段のミーティングで共有している通り、
私たちが依頼される翻訳原文は機密性が高く、
それはたとえば、
プレスリリースでお客様が
発表する前の海外進出情報であったり、
決して社外に出ることのない、
生産マニュアルや管理マニュアルであったりで
あることがほとんどです。
無料の翻訳サイトが増えるにつれ、
またグーグル翻訳のように精度が高まるにつれ、
それらを利用するお客様も増えていると
思いますが、
情報漏洩の危険性を認識した上で、
必要ならばお客様にも
「機密性が高い文書の場合、
情報漏洩にお気をつけください」
と伝えてください。
もちろん私たち自身、
また翻訳担当にも扱っている情報の
機密性を理解し、取扱いには十二分に
注意するようにしましょう。
(以上、ミーティング内容より)
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ちょっとした文書なら無料の翻訳サイトを
利用される方が増えていると推測していましたが、
今回のような情報漏洩に近いニュースを見ると、
翻訳サイトを利用すべきかどうかを案件に
よっては判断しなければならないと、
あらためて思いました。
最近では無料翻訳サイト以外にも、
クラウド上で早く安く翻訳できる
有料サービスが登場していますが、
これらも機密性が高い文書ならば
注意が必要なのかもしれませんね。
【追記】
今回のメール内容ですが、以下を引用、
また参照しました。
日本経済新聞
http://goo.gl/5f07Nf
ハフィントン・ポスト
http://goo.gl/p2teFE
ヤフーニュース
http://goo.gl/78uhrT