今週起こったタイの事件

アーキ・ヴォイス翻訳コーディネーターです。
お盆休みが終わりましたね。

さて、ご存知のように、今週の月曜日、
バンコクで爆弾テロが起きました。
中心地で起きた痛ましい事件で、
日本人駐在員の方も負傷されました。
翌日、チャオプラヤ川で第二の爆発もありました。

弊社はこの2週間、バンコクで現地通訳を
手配していることもあって、今週は
タイにいるお客様やスタッフの安否を
確認していました。

また事件の前日まで、TITFというタイ最大の
旅行フェアもあったため、弊社の関連会社
も気になっていました。

( 弊社は、タイの現地メディア『バンコク週報』に
  出資し、パートナー契約を結んでいます。
  『バンコク週報』は、在タイ日本人向けに1976年に
  創刊され、東南アジアで最も古い日本語メディアです。

  バンコク週報 URL
  http://goo.gl/RCl5i5 )

今週はずっとタイの事件に注目していたところから、
今回はタイについて触れてみたいと思います。

私自身、これまで何度もタイに行っていますが、
とても魅力的な国だと思います。
親日的で、とても親しみやすい。。

1960年台から日本の自動車産業を中心として、
多くの日系企業がタイに進出してきました。
近年は、飲食業やサービス産業の進出が増えています。

ちなみに、日本貿易振興機構発表(2015年6月30日)の
日本企業進出動向調査によれば、2015年1~3月の
タイ進出日系企業数は「4,567社」。

前回調査時(2009年2~3月)の3,884社と比べて
683社増加したとのことです。

(業種別でみると、サービス業が全体の49.5%で
 最も多く、次いで、製造業が47.0%)

このように、タイには多くの日本企業が
進出しているため、現地日本人の数も
他の海外の国に比べると、圧倒的に多くなっています。

在タイ日本国大使館の公式データによれば、
タイにいる長期滞在の日本人は約4万人。

一説には、非公式、短期を含めると10万人を
越える日本人がタイに滞在しているそうです。

 * 余談ですが、タイの日本人の数を10万人とすると、
   日本の都市でどこにあたるのか調べてみました。
   東京だと、11万人台は、東久留米市、昭島市。
   10万人台で考えると、神奈川県だと伊勢原市。
   大阪だと池田市や泉佐野市。
   タイにいる日本人の数は、これらの都市に匹敵する
   規模ということになるんですね。。。

冒頭の今回の事件ですが、現時点では複数の犯行とも、
イスラム系の犯行ともいわれています。

いずれにしても今回の事件がタイ現地の日本企業に
与える影響はとても大きいのだと推測しています。

早く真相が明らかになることを願っています。