ファーウェイから思い出す過去

アーキ・ヴォイスの
コーディネーターです。
あと2週間で2018年が終わりとは、
いまだ信じられません。
本当に早いものです。

さて先週、
ファーウェイの副会長が
カナダで逮捕されたこと、
さらに日本政府がファーウェイを
念頭に置いて中国通信機器を
政府調達から排除すると
発表したことを取り上げました。

あれから一週間が経ち、
事態はさらに進んでいます。

・12月8日(土)
 中国で外務次官がカナダ大使を呼び出し、
「重大な結果を招くぞ」と警告

・12月9日(日)
 日本政府の調達の方針に対し、
 駐日中国大使館が非難の声明。
 中国では、外務次官が米国大使を
 呼び出し猛烈に抗議。

・12月11日(火)
 日本政府の調達方針がまとまる。
 ソフトバンクも中国製品を使わない
 方針を発表。
 中国はカナダに対し、副会長の
 身柄の引き渡しを要求。

・12月12日(水)
 中国が警告していた通り、報復として
 カナダの元外交官が中国で身柄を拘束される。
 同日、カナダの裁判所はファーウェイ副会長の
 保釈を決定。保釈金は8.5億円で、保釈条件は
 夜間の外出禁止、さらに足首にGPS装置をつけて
 追跡可能な状態にいること。

・12月13日(木)
 中国でさらに1名、カナダ人が
 拘束されている可能性が報じられる。

この流れ、かつて2010~2011年頃の
日本への中国の対応を思い出します。

当時、日本と中国は尖閣諸島でもめていて、
中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突。
日本の海上法案部が中国人船長を逮捕、
さらに勾留を延長した際、中国から
強烈な対抗措置を講じる言われ、
実際に中国本土にいたフジタの社員4人が
拘束されました。その他に・・・

 ・日本との閣僚級の往来を停止

 ・航空路線増便の交渉中止

 ・日本への中国人観光団の規模縮小

 ・在中国トヨタの販促費を賄賂として罰金刑

 ・日本人大学生の上海万博招致の中止を通達

 ・レアアースの日本への輸出停止

こうしたことが起こりました。

上記のような措置は、
通常の国に対して行うと、
戦争状態になってしまいます。

今回はどの辺で落ち着くのか
(または落ち着かないのか)
注目しています。

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