アーキ・ヴォイスの
コーディネーターです。
今日の東京は雨が降っていて
肌寒く感じます。
さて今週、ラマダンも無事終わり、
FIFAワールドカップがはじまりました。
そんな中、今週注目したのは、
シンガポールで行われた米朝首脳会談。
今週火曜(6月12日)、
シンガポールのセントーサ島で
トランプ大統領と金正恩委員長が
初めて会談をしました。
結果、両者は下記2点を軸に
共同声明に署名をしました。
(1)北朝鮮は朝鮮半島の非核化に取り組むこと
(2)米国は北朝鮮の体制を保証すること
今回の会談ですが、
北朝鮮側に有利な会談だったと
メディアの評判がよくありません。
いわく、
・非核化の道筋があいまいだ
・非核化の検証はどうなるの
・非核化の具体的期限は
・軍事演習中止など北朝鮮に有利では
上記が不評の主な内容ですが、
事前に「完全かつ検証可能で
不可逆的な非核化」(CVID)と
あおっていた分だけ、今回は
失望を招いたのではと思っています。
とはいえ、そもそもの話として、
(1)の非核化と、(2)の
体制保証は会談をするための
両者の大前提でしょうから、
今回の会談以降は、
「 北朝鮮への制裁解除を
段階的にするのかしないのか 」
ということに議論がシフトしていきます。
ちょうど1年前の一触即発の
状態から考えると、かなり
進んだと言えるでしょう。
(昨年の今頃は、北朝鮮から
日本にICBMが飛んできて、
Jアラートが鳴りひびいていました。
その後、両者は「老いぼれ」、
「ちびのロケットマン」といがみ合うことに)
今後は北朝鮮恒例の
「非核化するする詐欺」を
黙認しなければいいのではと
思っています。
(北は1994年も非核化を宣言、
2005年にも宣言しています)
成り行きに注目したいと思います。