By: NIAID

アーキ・ヴォイスの
コーディネーターです。
今週の東京は雨が続いています。
そろそろ梅雨に入るのでしょうか。
すでに西日本は例年より3週間早く
梅雨に入っており、今日は西日本
各地で激しい雨と聞いています。

以前、この時期は
10人に1人くらいの方が
天気の変化で体調不良を感じる、
という話を取り上げました。
これは気圧の変化を内耳で察知、
脳を経て交感神経に影響するため、
痛みが感じられるのだそうです。

季節の変わり目でもあるため、
体調の管理はくれぐれも
お気を付けください。

さて引き続き、
新型コロナウイルスによる
緊急事態宣言が続いています。
対象エリアも拡大され、
今月末とされていた期限も
延長される方向のようです。

先週、変異株に関して、
水際で止められればいいのに、
とぼやきましたが、
一昨日のロイターによると、
日本に入国後、待機措置に
置かれている対象者のうち、
約6600名がアプリで位置情報を
報告していないことを
官房長官が明らかにしました。

「 入国者6600人が位置情報報告せず、
　 チェック人員拡充へ＝加藤官房長官」
（『ロイター』のWEBにジャンプします）

上記の記事によると、
5月9日からの1週間で、
入国した2万3000人のうち、
アプリで位置情報を
報告しなかった人は約6600人、
健康状態の確認に応じなかった人は
5000人を超えるとのこと。

緊急事態宣言で
飲食業などをはじめ
自粛が求められる中、
入国者がこのような状態だと
変異株の蔓延は避けられません。

とすると、ワクチン普及の
スピードに期待をするしか
ないのかなと思います。

とはいえ下記、世界の接種状況を
見ると、欧米とアジアの間では
接種状況がまるで違ってきています。

「 Coronavirus (COVID-19) Vaccinations 」
（「Our World in Data」にジャンプします）

接種上位で右肩上がりなのは
欧米やイスラエルといった
リスク感度の高い国と
いえるでしょう。
下の横ばいの線はアジア圏が
多いように思います。

こうしたワクチン格差は
経済回復の二極化に
つながっていきます。

従来のカテゴリー、
「先進国（Developed country）」と
「開発途上国（developing country）」
とは別のカテゴリーが
生まれるのかもしれません。