アーキ・ヴォイスの
コーディネーターです。
今週は記録的な豪雨が続き、
九州を中心に甚大な被害が
出ています。今週の日曜まで
雨が続くようで、引き続き、
ご注意ください。
それにしても・・・
ここ3年、毎年何らかの
水害が起きているように
思います。
一昨年の7月も豪雨で
平成最後の年に最悪の水害、
西日本を中心に140万人以上に
避難勧告、岡山県倉敷の真備町で
川が氾濫、広範囲に冠水していました。
昨年の10月は台風19号のため、
全国各地で河川が氾濫、住宅の
浸水被害は千葉などを中心に
1万棟を越えました。
度重なる水害。さらに
現在は疫病も猛威を
振るっています。
、
昨日は新型コロナウイルスの
都内の新規感染者が224人と
最多を記録しました。
ちょうど1週間前、都知事選を
目前に控え、新規感染者が
120人出たことに触れていましたが、
この1週間で倍増したことになります。
疫病と水害といった悲惨な
出来事が重なることは
そうそうはない気がしますが、
偶然見たYahoo!の記事で、
かつての日本にはさらに
南海トラフ地震も加わった
時代があったようです。
「 地震、飢饉、疫病が続発し、南北朝から
戦国時代へと乱世が続いた室町時代 」
(Yahoo!ニュースにジャンプします)
ところで・・・
例年いまごろは祇園祭のため、
京都事務所だけ、営業時間を
変更したりしています。
弊社の京都事務所が
四条烏丸にあるため、
身動きが取れなくなって
しまうためです。
しかし今年は祇園祭の
山鉾巡行が中止されるため、
弊社では通常営業を行うことに
なりました。
そもそも祇園祭は、
祇園の神事と、町衆が主催する
山鉾巡行との二つがメイン。
一般的なイメージでは、
歩行者天国になって人が繰り出し、
山鉾や神輿を見るといった感じでは
ないでしょうか。
例年、人でごった返し身動きが
とれなくなるため、毎年
京都事務所は18時までで終了
にさせていただいていました。
今年は新型コロナのため、
密になる山鉾巡行などが
中止されましたが、これは
1962年の阪急電鉄の地下工事以来、
58年ぶりのことだそうです。
(神事に関しては関係者の間で
行われるそうです)
この祇園祭、平安時代に
流行した疫病を鎮めるために
祈ったのが起源と言われています。
WIKIPEDIAを見ると、
863年の祇園御霊会がそれに
あたるようです。
当時の疫病は、インフルエンザ、
マラリア、天然痘、麻疹、赤痢など。
疫病のほか、当時の日本では天災も
連続して起こっていたようで、
富士山の大噴火(864年)、M8.3以上の
貞観地震(869年)による津波の発生など。
こうした凶事を背景に、
無病息災が祈念されていたようです。
これまで祇園祭の起源は、
何度か聞いた気がするのですが、
あまり実感がわかず、現実味が
ありませんでした。
しかし2020年の現在・・・
新型コロナや現在の水害を
考えると、疫病や天変地異に
負けず、1000年以上も行事が
継続されていることに、
個人的に感嘆しますし、
勇気づけられます。