アーキ・ヴォイスの
コーディネーターです。
先日、日経のWEBサイトを見ていて、
観光地の案内板で誤訳が多発している、
という記事を目にしました。
「 誤訳の案内板、訪日客が困惑
退出口に『出て行け』 」
(日経の記事にジャンプします)
例えば、大阪の地下鉄
「堺筋線(さかいすじ・せん)」が
「Sakai muscle line」と
訳されているようです。
堺筋は通りの名前で固有名詞。
記事によると、現場が無料の
翻訳サービスや翻訳ソフトに頼り、
専門家のチェックを怠ったため
間違いが起こったとされています。
7年前を思い出しました。
実はこの話、2012年にもありました。
当時、話題になったのは
東北観光のWEBサイト。
当時、東日本大震災で
被災した観光業を支援する
「東北観光博」の公式サイトの
外国語版に、多数の誤訳が見つかり、
一時閉鎖にまで追い込まれました。
このときも機械翻訳を使ったため、
秋田県が「tired(飽きた)」、
石川啄木の法要「啄木忌」が
「woodpecker mourning(キツツキの哀悼)」
となったりしていると問題になりました。
「 『秋田』は『飽きた』?
観光庁東北キャンペーンサイトは誤訳だらけ 」
(J-CASTニュースにジャンプします)
当時も機械翻訳を使用して、
専門家のチェックを受けていなかったと
指摘されていました。
今回の話、機械翻訳がダメとか
無料翻訳がダメとか言いたいのではなく、
弊社としても、翻訳を行う際には
十分注意すべきだと思い、
ここに記載した次第です。
なお、今回の堺筋線の誤訳は、
ギャグTシャツまで制作されているようです。
「 爆笑誤訳『サカイマッスル』、
まさかのグッズ化 販売元も『売れてます』 」
(livedoorニュースにジャンプします)
さすが、おおさか。
今日はリンクばかりで
申し訳ありません。