アーキ・ヴォイスの
コーディネーターです。
今週の東京はとても暑いですね。
体調にはくれぐれもご自愛ください。
さて、昨日の『日本経済新聞』に、
日本の人口動態調査の最新
結果が取り上げられていました。
簡単に言えば、
日本人の総人口が減り、
外国人の数が増えた、
という内容ですが、
今日は日本に住む外国人について、
取り上げてみたいと思います。
ご興味のない方は
スルーしていただければ。
・・・
まずは、
総務省発表による
日本の人口動態調査の
最新結果ですが、
およそ次のようになります。
(2018年1月1日時点)
・日本人の総人口は9年連続で減少。
現在、日本の人口は1億2520万9603人。
・他方、日本の外国人の人口は
過去最多の249万7656人。
前年比7.5%増
・日本の総人口は前年から37万4055人減少、
外国人の人口は前年から17万4000人増加。
「 人口減最大の37万人
9年連続減、生産人口6割切る 」
(日本経済新聞の記事にジャンプします)
昨今、訪日観光客が
急増しているのは
よく取り上げられますが、
(昨年度は2869万人)
今回の記事でわかるのは、
交流人口にとどまらず、
日本に長期滞在する外国人の数
(定住人口)も急拡大している
ということです。その数およそ250万人。
上記の関連記事によると、
この250万人のうち、
日本で働く外国人の数は
128万人だそうです。
(厚生労働省、2017年10月末時点)
ものすごくざっくり考えると、
日本の人口1憶2520万人の内、
2%が外国の方で、その半数(1%)が
日本で働く外国の方だという計算になります。
ここからさらに、
日本で働く外国の方128万人に
関しては、ネットで見つけた資料に
内訳がまとまっていました。
それによると、
日本で働く外国の方の内訳は
下記のようになります。
(1) 就労を目的とした在留資格「18.6%」
(2) 技能実習生「20.2%」
(3) 留学生「20.3%」
(4) 配偶者や日系人などの在留資格「35.9%」
三菱UFJリサーチ&コンサルティング
「 留学生・高度外国人材の
受け入れの実態と課題 」8頁
http://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/suishin/meeting/wg/hoiku/20180129/180129hoiku01.pdf
(内閣府のサイトにジャンプします)
上記資料によれば、
日本で働く外国の方の中でも、
留学生の比率が20.2%、つまり
25万人いて、急増しているそうです。
つまり、専修学校や日本語学校に通う
外国人留学生が増えているということですね。
さらに留学生の6割が日本企業への
就職を希望しているとのことで、
今後は留学から就労可能な在留資格に
変更されることが予測され、
日本で働く外国人の数が
さらに増加していくようです。
以上を振り返ると、次のように
まとめられるかと思います。
・日本人口の急速な減少
(前年から37万人減)
・外国人定住者の増加
(前年から17万人増の250万人で人口の2%)
・外国人の働き手の増加
(現在は128万人で人口の1%)
・留学生資格の増加
(外国人の働き手の20%、現在はおよそ25万人)
以上、昨日の日経記事から、
外国人の増加、さらに働き手の
資格別の割合を取り上げました。
これらのデータが
何かのお役に立てば幸いです。