アーキ・ヴォイスの
コーディネーターです。
弊社は人材派遣も行っていますが、
ご登録いただいている方々を考えると、
最近の傾向として、高齢者の登録が
増えているように思います。
昨日の日経に出ていましたが、
日本政府は在職老齢年金制度を
見直す方針とのこと。
安倍首相いわく、
「65歳以上を一律で高齢者とみるのは
もはや現実的でない」。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30850500T20C18A5MM8000/?n_cid=NMAIL006
(『日経』のサイトにジャンプします)
弊社にご登録いただいている
外国語ができる人材の中には、
商社で海外駐在を経験され、
定年退職後、フルタイム勤務ではなく、
週2~3日で社会貢献をしたい、
という方がいらっしゃいます。
こうした方々は、
コミュニケーション能力が高く、
20代よりもパワフルだったりして、
お客様からも喜ばれます。
ちなみに、今年3月末時点、
弊社から派遣しているスタッフだと、
最高齢の方は81歳でした。
(70代の方も3名いらっしゃいました)
81歳の方は5年前、
当時76歳のときから
弊社のクライアント先に
勤務いただいていたのですが、
本当にお元気な方で、
いつまでも学ぶ姿勢を
持たれています。
人生100年時代。
人口動態の変化を考え、
(また、派遣会社としては
無期転換ルールもあるため)、
先月、弊社は就業規則を改訂し、
定年を6段階設定にしました。
60歳、65歳、70歳、75歳、
80歳、85歳まで。
就業規則の変更を行っている際、
ふと、学生時代に読んだ
深沢七郎の小説『楢山節考』を
思い出しました。
これは姥捨て伝説を扱ったもので、
内容を忘れてしまっていたので
ネットで調べてみると、
45歳の息子が、70歳を目前にした
老母を、真冬の楢山に捨てに行く、
というお話でした。
(なんでそんなに渋い話を
若い頃に読んだのか謎ですが。。。)
今や、70歳でもバイタリティに
あふれる方々がいて、お仕事を
お願いしていることを考えると、
隔世の感があります。
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