アーキ・ヴォイスのコーディネーターです。
前回は弊社の新サービス
「インバウンドおもてなし研修」
のご案内をしましたが、
いろいろなご連絡をいただきました。
例えば・・・
「中国人の爆買いが減っているが
研修はニーズがあるのか」
といったご連絡なども。。
そこで、中国人の爆買いの変化について
少し取り上げたいと思います。
よく言われるように、
爆買いが減ってきていて、
大規模小売店等が苦境に立たされています。
現在、爆買いが減っている理由は
二つあると考えます。
一つは為替、つまり円高です。
そしてもう一つは、中国の税制変更。
特に爆買いに影響があるのは
この税制変更ではないでしょうか。
今年の4月突然、中国政府は
中国人が海外で購入した商品を
中国国内に持ち込む際の課税を
強化する措置を実施しました。
この関税引き上げ率ですが、
最も高いのは酒や化粧品で従来の50%から60%に、
高級時計も30%から60%と2倍になりました。
衣類やビデオカメラなどは20%から30%に、
さらに食品、飲料水、玩具などが10%から15%に、
それぞれ税率が引き上げられています。
結果、爆買いの減速、大規模小売の苦境
という状態になりました。
ただ、消費が減速していることから
中国人観光客が減ってしまったかというと、
そうではありません。
依然として中国人観光客の比率は
増加の一途をたどっています。
日本政府観光局(JNTO)の2016年8月の
速報値を見ると・・・
* 1月から8月までの中国からの観光客は
昨年比34%増の448万人。
(中国語圏としてこれに台湾、香港からの
観光客を加えると、858万3000人)
今後も中国人観光客は増え続けますが、
これまでの爆買いは姿を変えてしまうでしょう。
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