こんにちは。
アーキ・ヴォイス翻訳コーディネーターのオーです。
今回もスタッフ間での事例共有会にて、
お客様から寄せられる質問や要望に関し、
上長が共有した内容をお伝えしたいと思います。
お役に立てば、幸いです。
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■■翻訳ファイルの要チェック箇所■■
問い合わせ数の多さから、新年が始まって
いることを感じさせる日々が続いています。
先週までに共有したとおり、
この時期は急ぎの案件が多いため、
ファイル形式などを事前にお客様に対して
確認しておくことで、
納期だけでなく、費用面でもお客様の
お役に立てる、という話をしました。
そしてこの時期、
もう一つ共有しておきたい話があります。
それは、お客様による翻訳ファイルの確認、
についてです。
忙しさのあまり、多くのお客様が
納品物についてチェックを疎かにしがちで
あることは、私もお客様とのやり取りから
感じることもあります。
そこで今日は、お客様に最低限ご自身で、
確認してもらったほうがいいチェックの
ポイントを紹介したいと思います。
*改行位置
特殊言語の場合は私たちが注意すべき
ですが、日本語訳や英語訳の場合、
お客様自身でも改行位置のチェックを
したほうがいいはずです。
なぜなら、実際に使用するレイアウトに
変更した際、
読みやすさを重視することも
必要でしょうから。
*数字周り
「年度」や「以上・以下」など、
翻訳時に間違えやすい箇所が数字周りです。
実は原文自体が「未満」にすべきを
「以下」にしていたりしますので、
原文含め、数字周りのチェックは必須です。
*文体(日本語訳の場合)
「ですます調」か「だである調」かは
翻訳前に確認しておくべきことですが、
翻訳後、約束通りになっているかどうかを
チェックすることも必須とし、
お客様とともに確認するといいでしょう。
以上、お忙しくても最低限、
お客様にご確認いただきたいポイントを
紹介しました。
もちろんコーディネーター側も
一緒に確認することは、
言うまでもありません。
忙しい時ほど、冷静に普段通りに、
お客様に貢献するようにしましょう。
(以上、ミーティング内容より)
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翻訳でも通訳でもそうなのですが、
意外とお客様自身がご発注時の約束を
お忘れになられているように感じます。
それはそれで信頼の証と
うれしくもあるのですが
お客様自身のリスクを考えると
やっぱり最低限の箇所は見ていただけるよう、
私の方でもお知らせしないと、
と思います。