こんにちは。
アーキ・ヴォイス翻訳コーディネーターのオーです。
今回もスタッフ間での事例共有会にて、
お客様から寄せられる質問や要望に関し、
上長が共有した内容をお伝えしたいと思います。
お役に立てば、幸いです。
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■■お急ぎ納期に役立つファイル形式■■
新年に入って間もないですが、
日々の情報共有を確認すると、
問い合わせの数が非常に増えてきている
ことがわかります。
慌てることなく、お客様の要望を
的確にヒアリングし、
精確なコーディネートでお客様の要望を
満たす翻訳提案や通訳提案をするよう、
心がけていきましょう。
さて、特に1月から3月にかけての
翻訳依頼で多い案件として、
言語を問わず、
非常に急ぎ納期の案件があります。
納期を決めるものは
原文そのものの難易度と、
レイアウトの有無、
そしてファイル形式です。
翻訳体制についてご存じのお客様で
あれば大丈夫ですが、
翻訳する側の都合を、
お客様がわかってくれるだろうと
甘えるのはトラブルのもとです。
ですからお客様からの問い合わせ時、
特に急ぎの案件であれば、
「WORDファイルで上書き可能な
原文を用意してくださるかどうか」
を確認することを怠らないように
しましょう。
WORDファイルがなぜ翻訳時において
短納期案件に有効なのか。
その理由は複数ありますが、
一番の理由としては
「上書きで翻訳でき、
レイアウト調整がほとんど不要だから」
であることは、ほとんどの翻訳担当者が
口を揃えて言うことでしょう。
EXCELやPowerPointでも原文によっては
上書き可能ですが、
レイアウトまで必要となる場合、
ここに納期が必要となります。
しかしWORDの場合は、埋め込まれた
画像やグラフなどの数が多くない限り、
レイアウトで時間を費やすことは少なくなります。
そして別途レイアウト費を必要とする場合も、
WORDの場合は少なくなりますから、
費用面でもお客様に貢献することが
可能です。
この時期は予算内でできるだけ多くの
翻訳ドキュメントを仕上げたいお客様が
多いですから、
その為にもWORDファイルでの原文提供を
お客様にお願いしてみるといいでしょう。
もちろん、他のファイル形式しかない場合も、
お客様が求める納期に間に合うよう、
コーディネートを工夫することは、
言うまでもありません。
お客様の望んでいることを考え、ヒアリングし、
お役立ちできるようにしましょう。
(以上、ミーティング内容より)
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WORDファイルが翻訳に向いていることの
理由として、他には「併記」での翻訳が
容易だから、というものもあげられます。
段落ごとに対訳のような形で納品する
イメージです。
もちろん、
WORDファイルでもレイアウトが
複雑だったりすると、
併記は難しいこともありますが、
使用用途に合わせ、
納品形式もご提案できれば
と思います。