こんにちは。
アーキ・ヴォイス翻訳コーディネーターのオーです。
今回もスタッフ間での事例共有会にて、
お客様から寄せられる質問や要望に関し、
上長が共有した内容をお伝えしたいと思います。
お役に立てば、幸いです。
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■■派遣依頼で確認すべきスキルは専門性だけではない■■
普段から私たちが感じているように、
外国語スキルを有する人材派遣の需要は
ますます増えていくと思われますが・・・
そんな中、お客様が求めるスキルを
精確に理解するために、私たちが
日頃のコミュニケーションにおいて
気をつけるべきポイントが一つあります。
それは何かというと・・・
お客様が求めているスキルは
専門性のスキルだけではない、
ということです。
こう言ってしまうと
「なんて当たり前のことを」
と思うかもしれませんが、
私たちが翻訳や通訳において
当たり前と感じていることが
お客さまにとって当たり前では
ないように、
お客様自身が当たり前だと
考えられていることは
私たちにとって当たり前では
ありません。
つまり、派遣依頼時に・・・
もちろんこれは通訳でも翻訳でも
同じなのですが、
お客様が私たちに話してくださる
派遣人材に求めるスキルというのは
「専門性」のみになりやすい、
ということです。
しかし依頼された派遣人材が
お客様のところでうまくやっていけるか
どうかというのは結局のところ、
専門性以外のところにあると
考えています。
仕事をする上でお客様が必要とする
専門性というのはあって当たり前の
ものですし、
この専門性は経歴や顔合わせで
お客様自身も判断することが
できるでしょう。
ところが本当に大事なのは、
*お客様の会社文化に性格が合うか
*時間厳守か
*お客様の業界慣習を理解しているか
*傾聴力はあるか
*わからないことは質問できるか
といった、いわゆる社会人としての
基礎的なスキルであったりします。
ですから普段から行っている
お客様とのコミュニケーションでは
*専門性以外にどんな基礎スキルを
求めていらっしゃるか
これは心がけて傾聴するといいでしょう。
良くも悪くもお客様からの依頼を
「鵜呑み」にはせず、噛み砕くことが
大切です。
お客様が求める業務遂行スキルに
適合する人材を、
ぜひ紹介できるように努力しましょう。
(以上、ミーティング内容より)
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この話を聞いた時、確かに私自身、
お客様が求める専門性のスキルだけで
人材を判断していたかもしれないな、
と思いましたが、よく考えてみれば
契約が延長されるような人材というのは
専門性以外の基礎力もあったと思います。
お客様がなにを求めているかを普段の
コミュニケーションから把握できるよう、
一層傾聴を心がけたいと思います。