こんにちは。
アーキ・ヴォイス翻訳コーディネーターのオーです。
今回もスタッフ間での事例共有会にて、
お客様から寄せられる質問や要望に関し、
上長が共有した内容をお伝えしたいと思います。
お役に立てば、幸いです。
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■■希少言語を翻訳するならここに注意です■■
10年前とは異なり、ここ3年ほどは
トルコ語やベトナム語などの希少言語の翻訳が
毎月当たり前のように発生するようになりました。
希少言語と書きましたが、
もはや「希少」とは言えないかもしれませんね。
これらの言語を翻訳する場合、
お客様に注意を促す必要が
最低でも一つあるのですが、
それはいったい、何でしょう?
それは、アルファベット以外の文字を
使う言語の場合、
納品形態を確認しておく、ということです。
上記トルコ語やベトナム語も
アルファベットをベースにした
「特殊な」文字を使用していますし、
中でも
タイ語やクメール語
ミャンマー語やアラビア語といった
アルファベットではない、
完全に特殊な文字を使用する言語の場合は、
納品形態により文字化けなどの
危険があります。
なかなか普段確認はしていませんが、
お客様のパソコンにインストールされた
フォントやOS次第では、
私たちのパソコンでは普通に
確認することができている文字が
文字化けしていることは
珍しいことではありません。
ですから、特殊な文字の翻訳を
依頼された時は、
納品形態を確認し、文字化けの可能性を
あらかじめお客様と共有しておくと
いいでしょう。
最近では文字化けの危険性が減ってきたと
感じていますが、
お客様と私たちのパソコン環境は
違っていて当然ですから、
あからじめリスクを共有しておくことが
大切です。
場合によってはIllustratorなどのソフトを使い、
文字を画像のように「固めて」納品するなどの
提案も必要です。
お客様の要望にそった翻訳物を
納品することが私たちの仕事ですから、
くれぐれも確認を怠らないようにしましょう。
(以上、ミーティング内容より)
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最近では以前よりもタイ語で文字化けした、
という話は聞かなくなりましたが、
例えばWindowsでよく使うタイ語フォントで
作成した翻訳ファイルは
Macだと見ることができないと記憶しています。
(フォントがインストールされていないためです)
仕事上でMacを使うお客様はなかなかいないとは
聞いておりますが、
注意して、仕事をしていきたいと思います。