東南アジア言語の比率が高まっています。

こんにちは。
アーキ・ヴォイス翻訳コーディネーターのオーです。

今回もスタッフ間での事例共有会にて、
お客様から寄せられる質問や要望に関し、
上長が共有した内容をお伝えしたいと思います。

お役に立てば、幸いです。

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■■東南アジア言語の比率が高まっていますので・・・■■

お客様からのアンケートで弊社が認知されている通り、
私たちは100言語を扱っています。

依頼される言語においては英語の比率が最も高いですが、
他の言語については毎年順位が変わります。

新聞やビジネス誌を読むとよく分かるのですが、
お客様が発注される言語は世の中の動きを
反映していると言えそうです。

例えば今から10年前、ちょうど弊社の創業当初は
中国語の依頼が圧倒的に多かったのですが

10年前というと2004年ですから、
ちょうど北京オリンピックや上海万博に向けての
動きが加速しつつある時期でした。

この動きを考えると、中国語の翻訳や通訳の
ご依頼が多かったことは、深くうなずけるところです。

また、毎年一定の比率を占める言語がありますが、
それはドイツ語やフランス語であったりします。

特に環境に関わる工業系文書の翻訳が多い認識です。
ヨーロッパの場合、環境に関する規制が厳しいこともあり、
この傾向は今後も続くかもしれませんね。

同じヨーロッパ言語でも、スペイン語とポルトガル語は
南米向けが圧倒的に多いです。

日系企業の進出に伴い、
翻訳や通訳の需要が増えていることをうかがえます。

そして、ここ数年の傾向として顕著なのは
東南アジア言語の増加です。

タイはもとより、ベトナムやインドネシアに進出する
企業の数が非常に増えていることから、
これらの言語需要も非常に多いです。

翻訳はもちろんですが、現地における通訳の問い合わせも
非常に増えていると感じます。

弊社におけるこれらの言語比率はトップ5に毎月入っているほどです。

そして最近では、ミャンマー語やクメール語も増えています。
日系企業が海外で活躍する様子が伝わってきますね。

お客様が海外展開していくのを言語面でサポートできるのは、
うれしい限りです。

ここでコーディネーターの皆さんに意識してほしいことは、
世の中の動き、お客様の動きによって、
必要とされる言語に変化が生じるということです。

極端な話、3ヶ月前まで需要のなかった言語が
3ヶ月後になると需要が急増する可能性もあります。

コーディネーターとしてお客様を言語面でサポートする以上、
次に何の言語が必要となるかは
常にアンテナを立てておく必要があります。

新聞などから世の中の動きを把握し、
お客さんとコミュニケーションを取り続け、

そして、翻訳人員のリソース不足にならぬよう、
次に来る言語に備えるように努力してください。

お客さまにとって一番の「言語サポーター」として、
日々のコーディネートを行いましょう。

(以上、ミーティング内容より)
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最近確かにミャンマー語の問い合わせやクメール語の
問い合わせが増えてきたな、と感じます。

これらの言語は文字が特殊なため、
タイ語同様に文字化けなどに注意が必要ですから、

お客様にとって

言語による注意点もお伝えできるようになる必要がある、
と考えています。