こんにちは。アーキ・ヴォイス翻訳コーディ
ネーターのオーです。
次の話は私の知人から聞いた話です。
タイに赴任して間もない頃、同僚から食事に
「誘われた」そうです。歓迎会の意味合いも
あったようで、とても賑やかな場になったと
のこと。
はじめてのイサーン料理(タイ東北部の料理
です)を楽しみ、お開きの時間となりお勘定
となりました。
ここで、ちょっとビックリする事が起こりま
した。
全額、知人持ちだったとのこと。
知人の感覚では、
1)歓迎の意味もあり、誘ってくれた同僚が
支払う
もしくは
2)参加者皆でワリカンかな・・・
と思ったようなのですが、
3)全額知人持ち、とは想像していなかった
ようです。
タイの方に聞くと、タイでは主に、そのグル
ープの中で、一番お金を持っている人や年長
者が支払う、とのこと。
また、歓迎会や送別会、誕生会などのお祝い
の席では「お祝いされる人」による支払いが
普通、であるそうです。
※これはお祝いされる当人がお客さんを招く
為だと思われます。
※他、通常は誘った者が支払いをするとも聞
きました。
学生同士や同僚同士での普通の食事などでは
ワリカン(あるいは支払いの持ち回り)も
あるようですが、この文化の違いにはビック
リしたそうです。理解するのにも慣れるのに
も時間がかかった、と話していました。
郷に入っては郷に従え、とはよく聞く言葉で
すが、事前に予習しておかないと、難しいで
すよね、これは・・・。
ちなみに、タイでは上司と部下が食事に行く
場合、上司が必ず食事代を支払うとも言って
いました。
※「絶対」ではないようですが・・・。
外国でビジネスを行う場合、生活面や仕事面
でルールやマナーが日本と異なることも多い
と思います。互いに気持ちよくいられるよう
配慮したいものです。